公開日:2026年4月15日 | 読了時間:約8分
あの頃、お金の貸し借りが日常やった
俺の現場職時代の金銭感覚は、今思えば底なし沼やった。
週末は遊ぶのが基本。賭け事も多い。そんな世界やから……
「1万貸してや」
これが 週1くらいの頻度で日常会話。
貯金ゼロのやつもいるし、パチンコで負けたやつもいるし、彼女とのデートで金欠になってるやつもいる。
みんなが「あたりまえ」のように貸し借りしてた。
俺も、したり、されたり。
その時は気づかんかったけど…… これが「貯金が増えない人生」の縮図やったんや。
5万貸して、15万あげた俺
実は俺、結構 貸す側が多かった。
一回の最大で5万。これは返してもらった。他には飯とか遊びとか賭けでちょっとずつたまっていくやつもおる。
けど、もっと深い話がある。
同期で仲のええやつがいてさ。
そいつの家庭事情が複雑で、マジで困ってるって聞いた時、俺は15万あげることにした。「貸す」じゃなく「あげた」。
当時の俺にとって15万はでかい金額や。
でも「助けてやりたい」って気持ちの方が大きかった。
今思うと…… このメンタルが「自分の貯金が増えない理由」やったんやと思う。
でも、このことには後悔はしてない。そいつや周りのやつに『かっこいいな』ってゆわれんくても何も思わない。自分でもゆわないし見返り求めない。
最初にそう決めて渡した。
借りる側の恥ずかしさ
逆に俺が借りることもあった。
持ち合わせがない時。
給料日まであと少し、みたいな時。
その時の気持ちったら……めっちゃ嫌やった。
恥ずかしい。 「お金に困ってるって思われたくない」
「借りるやつだと見られたくない」
だから、借りたら絶対すぐ返そう、っていう心持ちで動いてた。
実際、キツくても返すようにしてた。
その「恥ずかしさ」「すぐ返さなきゃ」っていう感覚が、 実は「いい金銭感覚の芽」やったんかなって、今なら分かる。
俺たちが見た金銭地獄
仲いい友達の友達の話を聞いた時は、マジでゾクッときた。
ボートレース、競馬、パチンコ…… そいつは賭け事にハマって、気づいた時には何百万の借金を作ってた。
親のとこにまで行ったらしい。
で、親は「縁を切る」って言ったとか。
俺らはそれ見てて、「絶対こんなんなるなよ」って言ってた。
でもよ。
その時の俺たちも、パチンコ好きやったし、ボートレースの話もしてた。
ただ…… 「ここから先には行くなよ」っていう薄い線引きができてたんかな。
でもやってることはそんな変わらんし、自分だって誰だってそうなる可能性はあるんやとも思った。
その友達の話は、 俺の「変わるきっかけ」の1つやったんやと思う。
メモと信頼:貸し借りのルール化
そんな貸し借りだらけの環境の中で、俺たちが工夫したのが「メモ」。
「いくら、いつ借りた」 「返す予定日」
これをメモに残しておく。
小さなことやけど……これで揉めることがマジなくなった。
返す人はしっかり返すし。
ずっと借りてる人も、メモのおかげで忘れられない。
ちょっと返す時にせこいことする人も、その時点で分かる。
貸し借りの 「透明化」。
実は、金銭感覚を整える第一歩って、 テクニックじゃなくて「ルール化」「可視化」なんやと思う。
(ちなみに、メモの1000円短かった件とか、細かい帳尻合わせは、俺は何も言わんかった。「返してくれてる」ってのが大事やったから)
昔の俺と今の俺:何が変わったのか
早い段階で、俺は「借りる」を辞めようと決めた。
理由は……
いざこざになるのが嫌やし、 みんなが返してくれへんのを見て、 「借りたら後で返すのが余計にしんどい」ってのが分かったから。
その時点で、もう 「昔の俺」は終わってた。
パチンコ、ボートレースも、今は完全に辞めた。(ギャンブルで得ることより、失う恐怖の方が大きくなった)
コンビニで無駄なもんも買わなくなった。
「これ、俺にとって本当に価値あるか?」
「これに金使う理由は何か?」
一度、 心の中で「立ち止まる」ようになった。
この「立ち止まり」が、 パチンコも、ボートレースも、無駄な消費も止めさせたんや。
今でも「貸して」と言われるけど
最近は遊ぶことが減ったから、「貸して」って言われることはほぼない。
でもな。
まだ返してもらってないお金がある。
それでも、俺は何も言わない。
理由は……その時の「あの人を助けたい」っていう気持ちを、俺は後悔してないから。
ただ……今の俺やったら、違う判断をするかもしれん。
給料も増えたし、貯金の大事さも理解した。
「無制限に人を助ける」ことと「自分の未来を守る」ことの バランスが取れるようになったんや。
変わることはできる
「貯金ゼロの環境」「借金地獄を見た」
「お金の貸し借りが日常」
こんな世界にいても、完全に変わることは……できるんや。
俺が変わったのは、別に才能があったからじゃなくて、別に金銭知識があったからじゃなくて。
「このままではやばい」って気づいて、 小さい「立ち止まり」を増やしていっただけ。
パチンコをやめた。
無駄な消費をやめた。
メモで「可視化」した。
大きく見えるけど、 実は全部「小さな決断の積み重ね」なんやで。
次の記事では、その「小さな決断」をどうやって「貯金」に変えたのか、その仕組みを話そうと思う。
この記事があなたの「変わるきっかけ」になれば幸いです。
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